刺激的な一日 02/08/23

恵比寿にある、東京都写真美術館に行く。

リバイバル上映されている「神の子たち」というドキュメンタリー映画が

見たかったのだが、時間が合わず断念。

（機会があればぜひご覧下さい。今までで私が一番衝撃を受けたドキュメンタリー映画。）


写真展がいくつか開かれていたので、覗くことにする。

谷川俊太郎さんが構成した、こどものための写真展「写真ってなんだろう」。

そこで偶然にも、谷川さん本人に会う。

テレビの取材を受けていた。

高校生のときに、生の谷川さんを朗読会で拝見したことがある。

でも今回は、非常に近い距離で出会えて（しかも予想外の出来事!）興奮。

憧れの人を間近で拝見でき、うれしかった。相変わらず、シャキシャキした方だった。

刺激を受けた。写真展を含め、谷川さんの高いたかい全方向に張り出した「アンテナ」を感じた。


夜、吉祥寺のSTAR PINE'S CAFEへ。

Jazz Vocal Group 「Syncopation（シンコペーション）」のライブを聴きに行く。

大学のアカペラサークルの大先輩、阿部恒憲さんが歌われているバンド。

自分がアカペラを歌っているから思うが、他の人と一緒に音楽を生み出すのは楽ではない。

ハーモニーも、楽譜どおり歌えば簡単にできる･･･というのではない。

人間同士の心の部分での「合う」｢合わない」が大きいように思う。

ステージで歌っている「Syncopation」の４人を見て、それぞれ人種や性別を越えて

生み出されたつながりが伝わってきた。

２時間ほとんど休みなく歌う「Syncopation」に、酔った。JAZZはアルコールみたいだ。

JAZZの歌詞のない歌の部分、スキャットの部分でどう自分をアピールするか。

歌っている私には、学ぶことが多い一夜だった。