二学期に新しく来日した、タイ人の留学生の方のお世話をしている。
男性でしかも双子の人。兄弟共に日本にやってきた。
私のいる学科(日本語・日本文化学類という)は、留学生が多い。
その為、チューター(留学生のお世話係)になりやすい利点がある。
チューターの仕事は、留学生の生活・勉強をお手伝いすること。
まず日本に着いた時点で、留学生は膨大な手続きをしなければならない。
住民登録、大学への登録、住まいの確保・契約、銀行口座の開設など。
この時期がチューターの一番の働きどころである。
日本語もまだ十分には理解できないし、来たばかりで地理にも不安、
日本の慣習にも戸惑うばかり。
そんな彼らの力になるのがチューターなのだ。
しかし悩むのは彼らばかりではない。私達チューターや
大学の留学生課の人々も、彼らの言動・行動に戸惑うことが多い。
今年お世話することになったタイの双子の留学生は
おぼっちゃんで、母親が来日の際一緒にやって来た。
大学側も母親が来ることに、今までで初めてだ・・・と苦笑いしていた。
着いてすぐに大きな電化製品を次々と購入。
大学や街への移動に必須の自転車に乗れないので、タクシーを利用。
留学生に割り当てられる学生宿舎は、日本の学生の宿舎より
設備も広さも良いものだが、アパートに移りたいと言われ、
大学側と彼らとの間でやりとりする。
どうにか宿舎に落ち着くことになったが、今度は
「クリーニングしたい」と言われる。
最初、服のクリーニングかと思って説明していたら、
部屋のクリーニングだと言われ、、、。
今回は文化・慣習の違い以上に、地位・ステータスの違いに
戸惑うことになった。
彼らは素朴で良い人たちだ。念のため。
それにしても人生80年と仮定したら、数年くらいは外国で暮らして
みたいと思う今日このごろ。
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