チューターのお仕事02/09/17


二学期に新しく来日した、タイ人の留学生の方のお世話をしている。

男性でしかも双子の人。兄弟共に日本にやってきた。

私のいる学科(日本語・日本文化学類という)は、留学生が多い。

その為、チューター(留学生のお世話係)になりやすい利点がある。



チューターの仕事は、留学生の生活・勉強をお手伝いすること。

まず日本に着いた時点で、留学生は膨大な手続きをしなければならない。

住民登録、大学への登録、住まいの確保・契約、銀行口座の開設など。

この時期がチューターの一番の働きどころである。

日本語もまだ十分には理解できないし、来たばかりで地理にも不安、

日本の慣習にも戸惑うばかり。

そんな彼らの力になるのがチューターなのだ。



しかし悩むのは彼らばかりではない。私達チューターや

大学の留学生課の人々も、彼らの言動・行動に戸惑うことが多い。

今年お世話することになったタイの双子の留学生は

おぼっちゃんで、母親が来日の際一緒にやって来た。

大学側も母親が来ることに、今までで初めてだ・・・と苦笑いしていた。

着いてすぐに大きな電化製品を次々と購入。

大学や街への移動に必須の自転車に乗れないので、タクシーを利用。

留学生に割り当てられる学生宿舎は、日本の学生の宿舎より

設備も広さも良いものだが、アパートに移りたいと言われ、

大学側と彼らとの間でやりとりする。

どうにか宿舎に落ち着くことになったが、今度は

「クリーニングしたい」と言われる。

最初、服のクリーニングかと思って説明していたら、

部屋のクリーニングだと言われ、、、。



今回は文化・慣習の違い以上に、地位・ステータスの違いに

戸惑うことになった。

彼らは素朴で良い人たちだ。念のため。

それにしても人生80年と仮定したら、数年くらいは外国で暮らして

みたいと思う今日このごろ。






SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送