春のうららの03/03/03

三月初の日々更新。

最近、春の訪れを強く感じるようになった。


先日、久しぶりに和菓子を賞味した。

しばらく居酒屋さんだと思っていたお店が、実は和菓子屋さんだった。

近所に出来た和菓子屋さん。

昼下がり、偵察に行く。


朱塗りの重箱に入れられた和菓子たち。

繊細さに心うたれる。

派手な装飾もなく、

抑えられた照明の店内にいると、

気持ちが落ち着く。ほっと和む。


道明寺と草餅を選ぶ。

店の人で自分の母親くらいの年の女性が、包みを作る間

「外寒かったでしょ」「風つよいね」････と

母親のような言葉を交わしてくれた。また和む。


宿舎の部屋で、玄米茶を沸かして買ってきたお菓子を頂く。

桜の花びらと葉、そしてよもぎの香り。

久しぶりの和菓子。

洋菓子は頂く機会が多い。忘れかけていた和菓子の良さを実感した。

日本の四季が体を通じて染み込んできた。

心が溶けた。